宝くじは買わない

あかねが書いてた、苦痛と予想されるほとんどのことは実際に経験する時それほど苦痛に感じない、って話すごーーーくよく分かる。

 

だから全てにおいて最悪な場合を想定しておけば良いんじゃないかって思ったことあるけど、それじゃ何やっても楽しくないし、かといって自分みたいな人間が無意識で生きてて良いわけないしで、結局どうすれば良いんだろう。

 

 

 

そういえば、高校の担任の先生(国語教師)も、大学4年生の時に仲の良かった友人が自殺してるんだよね。

その友達はアルバイト先のクラシック喫茶で出会った人で、とにかくマーラーの曲が大好きだったんだけど、自殺する直前もマーラー交響曲を全部聴いたみたいで、部屋にレコードが散らばって落ちていたらしい。

 

はじめてこの話を聞いたときはとにかく衝撃的で、なんだか自分の中で小説みたいにすごく鮮やかに残っていたんだけど、同じクラスの友達に聞いても誰一人としてその話覚えてないんだよね。

 

先生のことは特別好きでも嫌いでも無かったんだけど、会って話してみたいなと今は思う。

 

 

先生は友人が自殺したことがすごくショックで立ち直れなくて、親に大学留年させてくれって頼んだけど、親に馬鹿野郎!って怒鳴られて結局無事卒業したと言ってた気がする。

 

私は、こんな出来事があっても一見以前と変わらず普通に働いて生活してご飯も食べれて眠れて心身共に健康に暮らしていることが、すごく不思議で悲しくなるときがあります。